どのように戦略を立てたらよいですか?
FXで長期スタンスといった場合には、長くても数年となりますので、過去数十年のスパンにおける為替相場から考えることになります。
よって、長期の戦略としては、取引対象の国と通貨について徹底的に調べ、よほどのことがない限りは、買いか売りかを簡単に変えないようにするべきといえます。
今後の具体的な長期戦略は?
1071年に変動相場制が取り入れられる以前は、1ドル=360円の固定相場でした。
これを30数年という超長期スパンで見ますと、成長過程にあった日本の通貨の価値は、驚くべき速さで上昇し続けていたことになります。
対米ドルでいえば、1990年8月を最後に、1ドル=150円以上になったことは一度もありません。
最近では、2008年3月に1ドル=100円を13年ぶりに割り込み、その年の10月に再度100円をつけると、あっという間に90円を割り込みました。
このようなことから考えられることは、経済的に成熟した日本の円が、アメリカのような同じ成熟国通貨に対して、極端な値動きをすることは考えにくいということです。
つまり、今後FXトレードを数年スパンで行っていくつもりの人は、かつての日本のように高度成長期にある新興諸国通貨と長く付き合っていく方が、大きく儲けるという意味では可能性があるということです。
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