フロー指標とストック指標とは?
経済指標というのは、次の2つに分かれます。
■フロー指標
⇒ フロー(流れる)という言葉通り、ある一定の期間に生産されたモノやサービスの量のことで、フロー系経済指標としては、GDP、農業産出額、機械受注額、エネルギー消費量などがあります。
■ストック指標
⇒ ストックとは、ある時間内に貯蔵された量のことで、ストック系経済指標としては、国債残高、民間企業資本ストックなどがあります。
なお、米国やユーロ圏のように、経済規模が大きくなった地域では、成長率が低いのは当然といえます。
逆に、例えばアフリカ大陸の小国のGDPが異常に高くても、それほど注目されませんが、これは、もともと経済規模が小さいからです。
経済指標は、こうしたことに注目して読んでいかないと、ただ数字に翻弄されてしまうことになりかねません。
フロー指標とストック指標の双方を眺めて、バランスを保ちながら投資の判断基準にすることがコツになります。 |