事前予想が重要
経済指標というのは、数値、指数、%など、様々な形で発表されますが、どのような形式であっても、事前予想を見ておくことが重要です。
つまり、ある経済指標が発表された時に、比較対象として「事前予想はどうだったのか?」と考えることが大切になります。
これは、たとえ良い数値が出たとしても、事前予想と同程度であれば、好材料が出尽くしたという判断から、通貨の下落要因にもなるからです。
また、悪材料が出たとしても、事前予想と同程度であれば、悪材料が出尽くした→下げ止まったのだから今度は上昇するという判断から、反対に通貨が買われることもよくあることです。
なので、まずは「前月比」「前年同期比」という比較対象を知っておくとよいと思います。
「前月比」と「前年同期比」について
経済指標では、多くは「前月比」が用いられますが、季節性などがある経済指標では、「前年同期比」が使われたりします。
なお、季節性というのは、時期による通貨の価格変動要因のことで、季節性を計算に入れた「季節調整値」というものを使うと、前月の数値との比較も可能になります。 |