どのような関係がありますか?
住宅と金利には強い関係性があります。
というのは、多くの人の場合、何千万円もする住宅を、一度にキャッシュで支払うというよりは、銀行などから住宅資金の融資を受けるために、20年、30年といった長期返済の住宅ローンを組むことになるからです。
つまり、銀行からお金を借りるわけですから、マイホーム購入者は、住宅ローンの貸付金利を気にすることになるのです。
当然のことながら、貸付金利は、低ければ低いほど毎月返済額が軽減できますので、人々は金利がより低い時にマイホームの購入を考え、反対に、金利が高い時には購入を手控えることになります。
政府の金利誘導と通貨との関係は?
一般的には、その国の政府が金利を低く誘導すれば、次のようなシナリオが成り立ちます。
⇒ 金利が低い ⇒ 住宅系指標が上昇する ⇒ 景気が拡大する ⇒ その国の通貨が買われ、価値が上昇する
逆に、その国の政府が金利を高く誘導すれば、次のようなシナリオが成り立ちます。
⇒ 金利が高い ⇒ 住宅系指標が低迷する ⇒ 景気が悪化する ⇒ その国の通貨が売られ、価値が低下する |