有事の米ドルとはどのようなものですか?
米国は世界の基軸通貨ですから、仮にもしドルがその存在感を薄くしたとしても、代わりとなる通貨が現れない限りは、基軸通貨の変更は起こり得ないと考えられます。
また、米ドルは、以前までは「有事のドル」として、戦争やテロなどが起きた際には、無条件で買われていました。
しかしながら、現状は、米国が戦争やテロの標的となることもありえますし、100年に一度と言われる金融危機の震源地として、米国の株価低迷や投資資金の流出が著しいものとなっています。
米国の経済状況は?
2009年4〜6月期の実質GDPは、マイナス1.0%となり、4期連続のマイナス成長となりました。ビッグスリーの凋落を見てもわかるとおり、過去主要産業であった自動車産業の衰退も印象的です。
米国経済の今後の展望は?
今後の米国経済の展望を知ろうと、要人の中でも特に、次のような人の発言が、市場関係者に強く意識されつつあります。
■歴代の財務長官であるルービン氏やサマーズ氏
■投資家のウォーレンバフェット氏
■シカゴ大学大学院教授グールズビー氏...など |