ユーロのGPDや失業率は?
2008年、ユーロは、サブプライムローン問題の震源地である米国との経済的依存を背景として、かなりの悪影響を受けています。
これにより、GDPは米国と同じようにマイナスで、失業率なども急上昇しました。
ユーロの金融政策は?
ユーロの金融政策については、ECB(欧州中央銀行)が行う形態をとっていますが、ECBは2008年より大幅な利下げを実施しています。
これについては、同年10月の他の主要中央銀行との協調利下げと12月の利下げにより、累計1.75%の利下げを敢行しており、さらに、2009年には、追加利下げを実施しています。
ちなみに、この利下げによって、FXにおける金利メリットは低下しています。
金融危機のユーロへの影響は?
2008年の金融危機は、ユーロに思いがけない追い風をもたらしています。
というのは、自国経済が弱まったデンマークやスウェーデン、ポーランドなどが、ユーロを導入するという意思表明をしたからです。
こうした背景もあり、今後ユーロは、ますます経済的な基盤を大きくし、米ドルが持つ基軸通貨の座を狙っていくものと思われます。 |