プラチナ価格の推移は?
それまでほぼ右肩上がりに上昇の一途を辿ってきたプラチナ価格でしたが、2008年夏頃になると転換期を迎えます。
具体的には、6月に国内価格が月平均1g=7,000円台の最高値をつけたのをピークに急降下し、12月には2,500円台へと下落しました。
この価格は2003年頃の水準であり、一気に5年分も逆戻りしてしまったような状態でした。
その後はやや持ち直したものの、一時のどこまで上昇していくのかといった状況からはほど遠いのが現状です。
プラチナ価格の下落の要因は?
いうまでもなくプラチナの価格下落の原因は、世界的な景気後退と自動車販売の不振によるプラチナ需要減少にあります。
自動車メーカーは軒並み減産を強いられ、いまだ先行きの見えない状態が続いているのです。
とはいえ、その一方で、割安感からか、これをチャンスと見て、プラチナ投資に向う資金が劇的に増えている面も見逃せません。
ちなみに、現在、プラチナコインは需要が急増し、品薄状態が続いており、米国やカナダでの製造が追いつかないことから、国内でも新規での取り扱いを休止するところが増えているようです。
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