外国為替市場とは?
1998年4月の外国為替及び外国貿易法(外為法)の改正により、個人でもインターバンク市場にオーダーを出すことが可能になりました。
それ以前は、外国為替公認銀行のみに許可されていましたので、独占されていた外国為替業務が自由化され、誰でも自由に為替の取引を行うことができるようになったといえます。
その際、インターバンク市場、つまり銀行間市場で行われている取引単位100万ドルの外国為替取引を、一般の投資家にも参加しやすいように取引単位を1万ドルに小口化し、それを10万円程度の証拠金※で行えるようにしたのです。
この改正は、銀行、機関投資家、大企業が独占してきた外国為替を個人投資家にも開放したという画期的なものとなりました。
※保証金、担保資金ともいいます。
インターバンク市場とは?
インターバンク市場というのは、特別な建物があるわけではなく、電子取引市場です。
また、自由な取引を行うところなので、市場全体を管理する機構もありません。
よって、株式のようにストップ高ストップ安といったシステムが売買を制限するような仕組みもないのです。 |