スワップ金利とは?
FXでは通常の金利に相当するものをスワップ金利という呼び方をします。スワップ金利は、各FX業者によってはスワップとかスワップポイントなどとも呼ばれます。
スワップ金利というのは、2つの通貨の金利差のことをいいます。
例えば、ドルを買うときには、実際には、円を売ってドルを買っているのですが、この場合、受け取る金利は、この両国の金利差を受け取ることになります。
現在の日本の金利はほぼゼロに近い状態ですので、どこの国の通貨を買っても相手国の金利をほぼそのまま受け取ることができます。
具体的には?
例えば、証拠金10万円としてレバレッジ10倍、1ドル=100円として、米ドルに金利が5%ついていたとします。
このとき、1ドル=100円で為替の変動がなかったとすると、1万ドル(100万円相当)では、1年間で5%の5万円の利子がつきますので、1万500ドル(105万円相当)になります。
100万円が105万円になり、自己資金は10万円から15万円に増えたことになります。
つまり、レバレッジ10倍であれば、金利も証拠金に対して10倍の50%(5%×10)となります。
同様に、レバレッジ20倍であれば、金利も証拠金に対して20倍の100%(5%×20)となります。
これは言い換えると、1年間で5%の円高で為替差損を被ったとしても、金利が5%あればトントンであるということが言えるのです。
このように、高金利通貨を買うと、円高になる割合と円安になる割合が同じであると仮定した場合には、損をするよりも得をする可能性のほうが高いということが言えます。 |