海外の金利は高い?
海外の金利が高いと思っていらっしゃる人もいるかもしれませんが、これは日本が極端な低金利政策をとっているからであって、日本の金利が低すぎるのです。
FXでは2つの通貨間の金利差をスワップで受け取ることができますので、日本円を売って高金利通貨を買うというのは、日本円の低金利を逆手にとって利用しているのです。
もし今後、日本円の金利が上昇したらどうなるのでしょうか?
日本の金利が0.1%だとして、オーストラリアドルの金利が5%だとした場合、オーストラリアドルを購入すると、4.9%(5%−0.1%)のスワップ金利を受け取ることができます。
しかしながら、日本円の金利が2%まで上昇した場合には、3%(5%−2%)となり、FXで受け取れる金利は3%に低下してしまいます。
このように、日本が超低金利政策をとっているときに、FXで他国通貨を買うということは、スワップ金利が大きくなるという点でメリットがあります。
スワップ金利のメリットは日本人だけが受けられる?
ちなみに、これは日本人だけのメリットではありません。海外の投資家も円を売ってドルを買うオーダーを出しているからです。
日本人でもユーロを売ってドルを買うということができるのと同じことです。この場合は、スワップはドルで受け取ることになります。
なお、スワップ金利というのは、銀行の金利とは基本的に異なりますので、単純に比べることはできないのですが、銀行の外貨定期預金の金利よりも有利になっています。 |