商品価格が乱高下したのはどうしてですか?
原油だけでなく商品の価格というのは、2007年から2008年の半ばにかけて急上昇を演じました。その原因は、次の2つの要因によります。
■新興国の経済発展により需要が増大するのではないかという見込みがあったこと
■世界金融危機によって株価が急落し、株式市場から逃げ出した資金が流入したこと
ガソリンや食料品の価格が高騰したことによって、消費者の生活は苦しくなり、企業の収益も圧迫されました。
しかしながら、世界的に金融危機をきっかけに景気が後退するのではないかという懸念が台頭すると、商品価格は一転して急落したのです。
今後の商品価格の動向は?
上記のように、当面の商品価格は落ち着きを見せているものの、今後の世界経済の復活が新興国の需要にかかっているというのは、衆目の一致するところです。
なので、いずれはこれまでと同じシナリオで、再度商品価格は上昇するのではないかと見られています。
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