金の物理的な特性とはどのようなものですか?
「金(ゴールド)」の元素記号であるAuは、ラテン語の「aurum」(光輝くもの)に由来しています。この「金」はかなり比重の大きい金属で、安定して存続できる元素の中では最大級です。
「金」は、文字通り高い光沢をもち、また可鍛性があり、非常に薄く延ばすことができる遷移金属です。
しかも科学的腐食に対して強いので、同じ金属の鉄や銅、銀などとは違い、錆びることもありません。
なお、「金」は絶対的な量が極めて少なく、人類がこれまでに掘り出した総量はおよそ15万トンほどであり、今後採掘できる埋蔵量はおよそ6〜7万トンにすぎないといわれています。
<参考>
■名称 ⇒ 金 Gold(英)
■元素記号 ⇒ Au
■原子番号 ⇒ 79
■分類 ⇒ 遷移金属
■密度 ⇒ 19.32g/cm3
■硬度 ⇒ 2.5
■展性 ⇒ 17u/oz
■融点 ⇒ 1064.2℃
■沸点 ⇒ 2856℃
■熱伝導率 ⇒ 317W/m・K
■導電率 ⇒ 45.2×10^6 S/m
■単体の色 ⇒ 黄金色 |