円高と円安の意味は?
1ドルが100円から90円になれば、ドルが安くなったからドル安で、1ドル100円から110円になれば、ドルが高くなったからドル高ということになります。
では、なぜ1ドルが100円から90円になると円高で、110円になると円高なのでしょうか?
これは、円高と円安というのがドルを基準にした呼び方だからです。
では、円を基準にするとどうなるのですか?
上記では、ドルを基準にして1ドルの値段が100円から90円に下がればドル安、110円に上がればドル高としましたが、円を基準にすると次のようになります。
■1ドル=90円ということは、1円=0.01111ドル(1ドル÷90=0.01111)
■1ドル=110円ということは、1円=0.00909ドル(1ドル÷110=0.00909)
■1ドル=100円ということは、1円=0.01000ドル(1ドル÷100=0.01000)
つまり、1ドルが100円から90円になるということは、1円が0.01000ドルから0.01111になるということです。
これは、円の値段が0.01ドルから0.01111に値上がりしたわけですから、円が高くなった、すなわち「円高」ということになるのです。
反対に、1ドルが100円から110円になるということは、1円が0.01000ドルから0.00909になるということです。
これは、円の値段が0.01ドルから0.00909に値下がりしたわけですから、円が安くなった、すなわち「円安」ということになります。
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