外貨投資早分かり



不景気と中央銀行の対応について

どのような対応をするのですか?

不景気とは、わかりやすく言うとモノが売れないということですから、企業は設備投資に回すお金を渋りがちになります。

そのような時に、銀行から借りるお金の金利が高かったら、余計に「今は設備投資はしたくない(=借りたくない)」となるのは当然です。

そうなると、企業の設備投資は低下し、その結果、さらにその国の経済が低迷してしまう、すなわち不景気が続いてしまうという流れに陥ってしまいます。

そこで、不景気の際には、中央銀行は金利を引き下げるのです。

金利が下がれば、企業は低金利の今のうちに資金を借りて設備投資をしようと考え、設備投資に積極的になり、経済は活発化に向かうからです。

消費者に対する金利の引下げ効果は?

中央銀行の金利の引下げると、消費者は、銀行にお金を預けていても低金利では意味がないから、預金をやめてモノを買ったり旅行に出かけたりしようといった考えを起こさせるきっかけとなります。

その結果、モノが売れ始めて不景気の解消につながるというわけです。


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