プラチナは中長期的保有がセオリー?
有史以来、プラチナの生産量というのは、「金(ゴールド)」のわずか3%ほどしかなく、年間供給量にいたってはおよそ20分の1にとどまっています。このため、プラチナ価格の値動きは、「金」と比較すると非常に粗くなる傾向にあります。
しかも、プラチナは工業需要が多いので、景気が上向くと大量の資金が流れ込み、不景気なると一気に売られるのが特徴的です。つまり、プラチナ相場は金相場よりも読みにくいということがいえます。
それだけに、プラチナ投資は「金」と同様に、中長期的な値上がり益を期待して保有し続けるのがセオリーといえそうです。
中長期的に保有することで、今後、世界経済が回復すれば、自動車需要の拡大とともに、プラチナ価格も上昇に転じることが期待されます。
価格変動リスクを抑えたプラチナ投資は?
今後、価格変動リスクを抑えながら、効率よくプラチナ投資を始めたいという場合でしたら、プラチナ積立を検討してみるとよいかもしれません。
プラチナ積立は純金積立と同様、「ドル・コスト平均法」により、価格が安いときには多く、高いときには少なくプラチナを買い付けるため、結果的にプラチナを割安に購入できるからです。
なお、プラチナ積立の毎月の最低積立額は3,000円前後と手頃で、スポット購入もでき、たまったプラチナは、地金やコイン、ジュエリーなどに交換することも可能です。
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