金ETFとプラチナETF
プラチナというのは、金(ゴールド)や銀に比べれば圧倒的に産出量が少ないですから、現物拠出型ETFは組めないのではないかといわれることもあったようです。
プラチナはそれくらい希少なものですから、プラチナETFの純資産残高が増えていくと、確実にプラチナETFそのものがプラチナ価格を上昇させる要因となります。
これは金ETFの比ではないといえるでしょう。
よって、プラチナ投資をしている者としては、プラチナETFの資産残高の増減には最大限の注意を払う必要があるといえます。
プラチナETFの基準価額と市場価格との乖離は?
商品ETFの基準価額は、現物の市場価格に連動し、収益率も理論的には対象となる商品と100%相関関係にあります。
つまり、仮に商品で100の利益が得られたとすると、商品ETFも100の利益が得られるということになります(手数料と管理報酬を除きます)。
ただし、上場していますので、どうしても市場価格と基準価額とが乖離するリスクは存在します。
市場価格というのは、需要と供給とのバランスによって決まりますので、一時的な需要増が供給減をもたらし、それが価格の上昇を招いたり、反対に、一時的な需要減が供給増をもたらしそれが価格の下落を招くということは避けられません。
とはいえ、ETFには指定参加者、マーケットメーカーという乖離を調整するしくみが備わっていますから、乖離が長期間続くことはありません。 |