外貨投資早分かり



プラチナの産出国と供給量

プラチナの産出国は?

プラチナの産出国というのは、次の国別供給量などを見ますと、南アフリカだけで全供給量のうちの4分の3を供給しており、パラジウム以上に片寄っているのがわかります。

<プラチナの国別供給量(2007年)>
■南アフリカ ⇒ 156.6トン(76.8%)
■ロシア ⇒ 28.3トン(13.9%)
■北米 ⇒ 10.0トン(4.9%)
■その他 ⇒ 9.0トン(4.4%)
■合計 ⇒ 203.9トン

ただし、南アフリカの生産量は前年比では8.2トン減少しており、また、次のような要因から、すぐにでも生産が上向くとも見られていません。

■電気の供給量が安定しないこと
■労働者のストライキ
■施設・設備の老朽化
■ワールドカップ開催により、労働者が条件のいいインフラ整備やサッカー場建設現場に移っていること...など

プラチナ価格に影響を与える要因とは?

プラチナ価格は、短期的には金融・経済危機の影響により需要は横ばいになるものの、中期的には自動車の排ガス触媒として増加が見込まれ、また、長期的には燃料電池材料としての増加が見込まれます。

また、宝飾品需要は減退していくものの、プラチナETFが伸長すれば、投資需要は増加すると思われます。

さらに、ヘッジファンドなどの投資は、金(ゴールド)と同様、買いのときは価格上昇要因に、売りのときは下落要因になります。

プラチナは、自動車排ガス触媒であるパラジウム相場との逆相関関係が強いので、互いに影響しあって、上昇していく可能性もあります。

なお、南アフリカやロシアなど、プラチナ産出国の状況を見ますと、供給量が格段に増えるということはなさそうです。


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