金先物ミニ取引とはどのようなものですか?
金投資には、金地金などの現物取引以外に、先物を取引する方法もあり、「金先物ミニ取引(金ミニ)」でしたら、1万円程度の証拠金で、30万円に相当する取引が可能です。
「金先物ミニ取引」というのは、先物取引の一種なのですが、この先物取引とは、「将来のある時期(期日)に取引するときの価格を今決める取引」のことをいいます。
また、約束の期日以前であればいつでも決済することが可能なので、相場が予想通りに動けば値動きの幅だけの収益を受け取ることができます。
具体的には、例えば、金価格が期日までに上がると考えたときには「買い」の契約をして、価格が上昇した時点で売却すれば、その差額が収益になります。
反対に、金価格が下落すると考えるのであれば「売り」の契約をして、下落した時点で買い戻せば収益が得られることになります。
このように、相場の状況に応じて「買い」からでも「売り」からでも取引に入ることができるのは、先物取引の大きな特徴といえます。
金先物ミニ取引のメリットは?
先物取引では、少ない資金(証拠金)で大きな取引をすることができるのですが、これも先物取引の大きな魅力の1つです。
具体的には、例えば、金価格が1g当たり=3,000円のときに現物を1kg買うには300万円の資金が必要になりますが、2009年6月30日では、標準の先物取引であれば10万5千円あればOKです。
また、「金先物ミニ取引」では、より少ない資金で取引することが可能です。実際、今なら1万4千円の証拠金で1枚(100g)の「金」を取引することができます。
これは、もし金価格が1g=3,000円だとすると、100gは30万円ですから、証拠金の20倍以上の取引ができることになります。
ただし、先物取引には決済期限(限月)が定められていますので、期限までに相場が予想通りに動かないと、損失が生じる可能性もあります。
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